概要
Facts

一般社団法人 アート東京は、日本からアジア、アジアから世界へと、今後ますます国際的な活躍が期待される若手アーティストへの支援を目的に、現代アートのアワード「Asian Art Award supported by Warehouse TERRADA」を創設しました。
第一回目となる今回、ファイナリストに谷口暁彦・松川朋奈・山本高之・山城知佳子・contact Gonzoが、国内外で活動するキュレーター5名からなる選考委員によって2017年2月に選出されました。ファイナリストは、2017年9-10月に寺田倉庫内アートスペース(東京・天王洲)で開催する展覧会にて新作または準新作を発表します。展覧会期間中、シンガポール、中国、日本を拠点に第一線で活躍する審査員7名による審査を行い、大賞1名(組)を決定します。大賞受賞アーティストには、海外でのさらなる活躍を期待し、賞金、制作活動場所、シンガポールでの個展、そして来年春のアートフェア東京2018で個展の機会が提供されます。

名称 Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA
主催 一般社団法人 アート東京
特別協賛 寺田倉庫
協賛 Helutrans-Terrada株式会社
協力 文化庁
大賞 賞金100万円
副賞 シンガポールと東京での受賞作展示 及び作品制作場所の提供(6ヶ月-1年間)(予定)
特別賞 作品制作場所の提供(6ヶ月-1年間)(予定)
展示場所
(予定)
寺田倉庫内アートスペース(東京・天王洲) ※ファイナリスト5組のグループ展
シンガポールでの展示 ※大賞1名
アートフェア東京2018 (東京) ※大賞1名

プロセス
Process

ファイナリストの選考

現代アートの議論に通じ国際的な視点を持つ30代から40代の若手キュレーター5名が選考委員となり、それぞれが国内を拠点に活動する5組のアーティストを推薦し、合計25組の候補アーティストの中からファイナリスト5名を選出します。今回は、アジアの国々のアーティストやキュレーターの動向から、芸術はもとより、政治や社会状況に関する話題にまで議論が及びました。そこで、選考会では、同時性・芸術表現の拡張性・身体性という3つのキーワードを通して選考委員であるキュレーター5人が知識と経験を踏まえて議論を重ね、5組のファイナリストを選出しました。

ファイナリスト選考委員(敬称略) 
小澤慶介 本アワードディレクター/アートト 代表/キュレーター
国枝かつら 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 学芸員
正路佐知子 福岡市美術館 学芸員
服部浩之 インディペンデント・キュレーター
山峰潤也 水戸芸術館現代美術センター 学芸員

ファイナリストの発表

ファイナリストの発表に合わせ、アートフェア東京2017(東京国際フォーラム)会場内にて本アワードのキックオフイベントを開催しました。記者説明会では來住尚彦(一般社団法人 アート東京 代表理事)と中野善壽氏(寺田倉庫 代表取締役)からご挨拶のほか、本アワードの審査員である長谷川祐子氏、ディレクターである小澤慶介が登壇し、主旨及びファイナリスト選考結果について説明しました。さらに、「現代アートをめぐる課題と芸術賞のゆくえ~Asian Art Award supported by Warehouse TERRADA 創設特別トーク~」では、審査員の秋元雄史氏、高橋龍太郎氏、宮津大輔氏、選考委員の山峰潤也氏が登壇し、小澤慶介のモデレーションで現代アートのアワードの評価基準や対象となる芸術表現を巡り意見交換を行いました。

ファイナリストの展覧会

2017年9-10月に、寺田倉庫内アートスペース(東京・天王洲)にて、ファイナリスト5組によるグループ展が開催されます。

審査・大賞受賞アーティストの決定

展覧会期間中に日本、シンガポール、中国を拠点に活動する審査員7名と特別審査員による審査を行い、大賞と特別賞を決定します。審査員のキュレーター、コレクター、文化庁の芸術文化調査官らが、将来的な展望や現在のマーケットの動向など、それぞれの専門的な視点から審査を行います。

審査員(敬称略)
秋元雄史 東京藝術大学大学美術館 館長・教授/金沢21世紀美術館 特任館長
長谷川祐子 東京都現代美術館 参事/東京藝術大学 大学院国際芸術創造研究科 教授
Joyce Toh シンガポール美術館 共同ヘッドキュレーター
You Yang ユーレンス現代美術センター 副館長
高橋龍太郎 精神科医/アート・コレクター
宮津大輔 アート・コレクター/横浜美術大学 教授/京都造形芸術大学 客員教授
林洋子 文化庁 芸術文化調査官
特別審査員(敬称略)
隈研吾 建築家/東京大学 教授

巡回展示

Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADAで大賞を受賞したアーティストには、2018年1月にシンガポールで、そして3月にはアートフェア東京2018で個展の機会が与えられます。

メッセージ
Message

本アワードは、国際的な活躍が期待される若手アーティストに対して、新しい表現の制作の機会と国内外での発表の機会を授与する取組みです。

一般社団法人 アート東京は、国内最大級のアートマーケットのプラットフォームである「アートフェア東京」を毎年開催し、豊富な経験とネットワークを有しています。また、作品が生まれてから、発表、作品の流通、保管に至るまで、アーティストや作品の価値を高めることができるプレーヤーが本アワードの特別協賛、協賛、協力に揃いました。

選ばれたアーティストが、2020年、その先の未来に向けて活躍し、そして新しい才能と共に本アワード自体がアジア、そして世界のアートシーンとつながりながら成長していくことを目指しています。

一般社団法人 アート東京 代表理事
來住尚彦

寺田倉庫は、従来の倉庫業の枠組みを超え、スペースを活用するノウハウを活かして文化発信の拠点となる事業を積極的に進めています。中でもアート事業は、アートを100年後に残すことで100年後の世界が結果的にアートに囲まれ、さらに文化的に豊かな生活になっていればいい、という思いでスタートさせました。美術品の保管だけに留まらず、保管そして修復をもって「100年文化を繋げる」サポートを進めていきたいと思っております。

本アワードでは、新しい表現を試みている現代の若手アーティストを発掘し、様々な形でサポートしていきます。制作場所の提供や、アジア各国に拠点を持つシンガポール最大の美術品倉庫及び輸送会社であるHelu-Trans (S) Pte Ltdと共同で設立した「Helutrans-Terrada株式会社」と連携し、東京とシンガポールでの作品展示を行うことで海外展開もサポートしていく予定です。

本アワードが、日本のアートシーンを活性化させ、日本がアジアのアーティストにとって欠かせない拠点となっていくきっかけの一つとなるよう願っております。

寺田倉庫 代表取締役
中野善壽

文化は我々が生きていく上で決して“添え物”ではなく、必要不可欠な社会の基盤です。もっと日常的にアートに触れてもらいたい、同時に、日夜制作に励んでいる若手アーティストの作品がもっともっと鑑賞される機会をつくりたい、そのような想いから、文化庁庁舎を展示空間として使用する取り組みを始めています。

鑑賞の機会と並んで重要なのは、国際的な活躍が期待されるアーティストの顕彰と国内外への発信に対するサポートです。本アワードは、それらに対するサポートのみならず、アートフェア・アートマーケットと連動する、これまでにない新しい取り組みであり、現在、政府として非常に重視している「稼ぐ文化」の中核を担う国内アートマーケットの成長に直結するものと考えられます。

本アワードが若手アーティストの登竜門として機能し、アートマーケットの拡大と我が国の文化芸術の一層の振興につながっていくことを大いに期待しています。

文化庁長官
宮田亮平
一般社団法人
アート東京
一般社団法人 アート東京は、日本のアートマーケットの発展と芸術文化の振興を目的とし、アートに関連する様々な事業を企画・制作しています。国内最大級のアートの国際見本市「アートフェア東京」を主催するほか、日本のアート産業に関する市場調査の実施、アートを切り口に地域の魅力を外国人に紹介するアートツーリズム事業等、アートフェア東京で培ったネットワークを活かし日本のアートシーンの発展に寄与しています。
寺田倉庫
寺田倉庫は1950年の創業以来、美術品、メディア、ワインといった専門性の高い商品の保存・保管技術では国内外で高い評価を得ています。近年は拠点とする天王洲をアートの集積地・発信地とすべく、ミュージアム、画材ラボ、レンタルアトリエの運営、アートアワードの開催といったアート関連事業にも積極的に取り組んでいます。
お問い合わせ
一般社団法人 アート東京
Asian Art Award supported by Warehouse TERRADA 運営事務局
墨屋宏明/三木茜
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